腰痛の種類は大きく分けて、急性腰痛症と慢性腰痛症の2つがあります。急性腰痛症は突然襲ってくる痛みが特徴ですが、ギックリ腰などはまさにその症状です。
慢性腰痛症は老化や腰に対する過度の負担からくるもの、他の病気などが原因のものがありますが、慢性化している腰痛のことです。
他にも代表的な腰痛の種類をご紹介します。
●ギックリ腰
ギックリ腰の正式な呼び方は、「急性腰痛症」あるいは「腰椎捻挫」です。
ギックリ腰は何か重いものを持ち上げたり、体をひねったりした際に起こります。ギックリ腰は動けなくなってしまうほどの激しい痛みを伴うのが特徴です。
●滑り症(すべり症)
滑り症(すべり症)とは、脊椎が前後にズレを起こしてしまい痛みにつながる症状です。 腰椎分離すべり症は、腰椎分離症から発展することがありますが、椎骨がずれてしまうと脊柱管が押されてしまい、その中に入っている神経(馬尾神経)が刺激され痛みを感じることになります。
変性すべり症と呼ばれる症状は、主に老化が原因で起こります。加齢によって椎間板の機能に衰えが出てしまい、椎間関節に何らかの問題が起きることで椎体がすべるという現象が起きます。
●脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、老化が原因で起こる症状の一つです。脊髄神経にある脊柱管が狭くなり、圧迫されることで起こります。特徴として、50歳以降によく見受けられる症状。また、運動をしていると痛みを感じるのですが、少し休むことでまた動けるようになるのも特徴です。
●脊椎分離症
脊椎分離症とは、脊椎の一部である棘突起(きょくとっき)という部分が切り離されてしまうもので、スポーツなどをしている人に多く、繰り返し負荷をかけることと、遺伝によるものが原因として考えられています。症状としては痛みが出る場合とそうでない場合があり、腰にだるさを感じる、疲れやすい、運動時の痛みなどが特徴です。
●椎間関節症
椎間関節症は老化などにより50歳以上からよく見られる症状で、変形性腰痛症の一つです。特徴は関節の炎症などによって腰に痛みが起こるだけでなく、足などにも痛みが伴うことにもあります。また、前かがみになるよりも腰を反らせることで痛みを感じることが多いのも、特徴の一つです。
●椎間板ヘルニア
腰痛の中でも最もよく知られているのが椎間板ヘルニアです。椎間板ヘルニアはクッションのような役割を果たしている椎間板の内側にある髄核という組織が飛び出してしまうことで起こる病気で、神経が圧迫されると腰部から足にかけて痛みが発生します。この痛みは激しいものであることが多いのですが、他にもすねや足先の部分にしびれを感じる、脱力感を感じることもあります。また時に筋力の低下や足の知覚障害などをもたらすことがあります。
●変形性腰痛症
主に加齢などが原因となり腰椎が変形することで腰痛が起こる病気です。慢性的な腰痛であることが多いですが、加齢だけでなく、スポーツなどが原因でこの症状が起こることもあります。症状としては、腰痛や足の痛み。動いていないときはあまり痛まないけれど、腰を曲げたり、運動をしたりすることで腰に痛みが生じます。また、起床する際に痛みが起こることもあります。